センター長挨拶

センター長からの挨拶

センター長 濱田州博

 信州大学大学院総合工学系研究科博士課程では、5つの専攻(生命機能・ファイバー工学、システム開発工学、物質創成科学、山岳地域環境科学、生物・食料科学)が密接な連携をはかり、豊かな信州の自然環境の中で、人間と自然との融合・調和をはかる環境システムの構築や、高度なものづくり技術の創成とその基礎科学の探究を行っています。
 現在、我が国の大学院博士取得者の就職は、学部卒業者、大学院修士修了者とともに、厳しい状況にあります。学位を取得した学生の就職率が低く、学位取得後定職につけないというポスドク問題が顕在化しております。社会問題として広く取り上げられるにつれ、優秀な学生の博士後期課程離れが進み、就職率がさらに低下するという負の連鎖に陥っております。
 信州大学大学院総合工学系研究科イノベーション創発若手人材育成センターでは、平成21年度より、文部科学省の「イノベーション創出若手人材育成プログラム」に採択され、科学振興調整費を利用しながら、高度な専門知識と技術を有し、地域イノベーションを推進できる人材を育成しています。「就職の心配のない博士課程」の定着化を推進することにより、博士号取得者のキャリアパス多様化の実現を行い、他分野にも広い視野をもつ博士(アカデミック人材としても有能な博士)の育成を行っています。
 本プログラムの目的である「産業界での活躍が可能な高度人材の育成」を遂行するためには、大学内に企業とともに博士を育てるシステム(教育システムやそれを運営するための組織)を構築することが重要であります。現在、信州大学大学院では、イノベーション創発若手人材育成センターがその中心的な役割を果たしています。



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